シニアさんが過ごしやすい生活をするためには何ができる?
皆様、こんにちは!
シッターの柳田です。
皆様のペットは、何歳でしょうか?
高齢の子は、老化なのか、病気なのかの判断は難しいかと思います。
今回はかかりやすい病気や予防についてお話します!
【かかりやすい病気】
・心臓病
高齢になるにつれ、心臓の機能は低下します。
◎僧帽弁閉鎖不全症
僧帽弁とは、血液が逆流するのを防ぐ役割をしています。
この病気になると弁が閉じなくなり血液が逆流してしまいます。
チワワ、マルチーズなど小型犬に多いと言われています。
◎心筋症
心臓を構成している筋肉に障害が起こり、心臓の機能が正常に働かなくなります。
大型犬に多いと言われています。
・腎不全
腎臓は、体内の老廃物や有害物質をおしっことして排出する役割をしています。
その機能が低下することによって腎不全を起こします。
・糖尿病
血液中のブドウ糖をうまく活用できないことを言います。
【外見からのサイン】
・歯が黄ばむ、口臭がきつくなる
蓄積された食べ物による色素沈着により、歯が黄ばみます。
唾液の分泌量が減ると、歯石がつきやすくなり口臭がきつくなります。
・太りやすくなる
シニアになると寝て過ごす時間が増え、運動量が減ることが原因と言われています
。
また、肥満になると心臓に負担がかかってしまいますので、できるだけご飯を調節してあげましょう。
・皮膚が乾燥しやすくなる
代謝の低下や、皮膚の血流が悪くなることで毛がパサつき、抜けやすくなり、毛の潤いも減ることによりツヤがなくなります。
皮脂の量が減ることで炎症などの皮膚病に繋がります。
【行動からのサイン】
・歩くのを嫌がってしまう。
筋肉が落ち、疲れやすくなり歩くスピードが遅くなります。
シニアになると、お散歩が好きだった子もお散歩を拒むようになる子もいます。
・粗相をする
膀胱に溜めておける尿の量が減ったり、トイレまで間に合わずに失敗してしまうことがあります。
・食べ物の好みが変わる
噛む力が低下し硬いものを嫌がる子もいます。
また、同じものを続けて食べなくなったりと少し好き嫌いが増えることもあります。
【シニアになる前にできること】
・マッサージやストレッチをする
シニアになると筋肉量が減り、関節の柔軟性も落ちます。
そのため、足腰を悪くしてしまうことがあります。
マッサージやストレッチを行うことで、筋肉がほぐれて関節が動きやすくなるほか、血流もよくなります。
お散歩や運動の前後に取り入れてあげましょう!
気持ちよく好きな子が多いです♬
・ご飯を見直す
食べなくなったり、好みが変わったという時はドライフードを水やお湯でふやかして柔らかくしあげると食べるかと思います。
また、温めて匂いをたてることも効果的です。
それでもあまり食べないという子はウェットフードにしたり、新しくご飯を変えると食べる子もいます。
高齢になると硬いものを嫌がる子もいますので柔らかい方が好きという子もいます!
・おむつの着用
失敗することが増えたり我慢できずその場でしてしまうことが増えた子はおむつを履かせてあげるのも効果的です。
しかし、ずっと同じものを履いていると蒸れて皮膚炎になることもあるのでこまめに取り換えてあげてください!
・お口
歯の黄ばみや口臭は歯磨きで防ぐことができます。
歯石がついてしまうと歯磨きでは取れず、全身麻酔をかけ除去しなければならず体に大きな負担がかかってしまいます。
歯磨きが苦手な子は拭いてあげるだけでも良いです。
・健康診断を受ける
若い子は年に1回、シニアの子は年に2回受けることをおすすめします。
病気の早期発見や老化の小さなサインを見つけることができます。
【まとめ】
早期発見をするとシニアになる前に進行を遅くすることもできます。
小さな変化に気づき、動物病院に行き、診察してもらいましょう。
愛犬、愛猫が長生きできるよう飼い主様がサポートしてくださいね♬