お尻を引きずって歩く理由

皆様、こんにちは！

シッターの小澤です。

わんちゃんがたまに見せるお尻歩き！

初めてわんちゃんを飼った飼い主様はびっくりしますよね！

それ実は、肛門腺が原因かもしれません！

肛門腺とは臭いの分泌腺のことで、ここは自分の場所だ！と縄張りを主張するときに、この肛門腺を出します。

肛門腺の色は黄色～茶色で、固めな泥状だったりさらさらな液体だったりと、わんちゃんによって様々です。

肛門の左右に肛門腺を貯める袋があり、うんちをするときに自然と出る物なのですが、

上手く肛門腺が出ないと、炎症を起こしたり、破裂をしたりします。

肛門腺が溜まっているとお尻が気になってわんちゃん達はお尻歩きをするんですね。

このお尻歩きが見られたら、肛門腺が溜まっている可能性があるので、人間が絞ってあげる必要があります。

・肛門腺の位置

肛門腺は、肛門を中心として、時計で言うと4時と8時の位置にあります。

人差し指と親指であたりを触ってみて、コリコリした物があればそれが肛門腺です。

肛門腺があまり溜まっていないと、外側から触っても分かりにくいと思います。

・絞り方

コリコリした部分を奥から肛門方に向けて絞りだすイメージで行います。

慣れるまでは難しくなかなか出てこないかもしれませんが、何度も絞ろうとしてしまうと

肛門が赤くなってしまいます。

難しいと感じた場合には動物病院さんやトリミングサロンさんにお任せしましょう・・＾＾；

・注意点

肛門腺は肛門のすぐ脇に穴がありますので、絞れないな～と、肛門の前に顔を近づけたりすると大変なことになりますのでやめましょうね。＾＾；

上手く絞れるとピュッ！と飛び出てくるかもしれません。

また、行う際は肛門腺が飛び散らないように注意しましょう。

肛門腺は強烈な臭いがしますよ！

絞る際はティッシュなどで受け止め、絞った後には肛門や周りの毛を拭いてあげましょう。

汚れても大丈夫なようにシャンプー前にお風呂場でやるのが賢明かもしれません・・。

・頻度

肛門腺の溜まり具合によっても違いますが、１ヶ月に１回絞ってあげると安心です。

シャンプーの際やトリミングに行く際に一緒に絞ってもらう方が多いかと思います。

お尻歩きの謎は解けましたか？

肛門腺以外にもお尻に違和感があるとお尻歩きをすることもありますので、

肛門腺を定期的に絞っているのに、お尻歩きをする場合には獣医さんに診てもらいましょう。

また慣れないうちは絞りきれていない可能性もあります。

お家で絞っている場合にも定期的にプロの方にチェックしてもらうと安心ですね！

肛門腺が溜まり炎症を起こすと食欲が無くなったり、元気がなくなるわんちゃんもいます。

きちんとケアをして肛門腺が溜まってしまうのを防ぎましょう！♪

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