猫風邪について知ろう
皆様、こんにちは!
今回は猫の風邪についてお話します!
「猫は風邪ってひくの?」「人には移ってしまうの?」「同居の子には影響あるの?」「どんな症状が風邪?」
など分からないことが意外とたくさんあるのではないかと思います。
実際に、診察をしてから猫風邪について知ったという方も少なくありませんでした。
このブログでは、飼い主様が注意してほしいことなどについてお伝えします✩
猫って風邪引くの?
まず、猫も人と同様に風邪を引きます!!
猫風邪は3つのヘルペスウイルス、カリシウイルス、クラミジアの感染症が大きく関係しています。
上記3つを発症した場合をまとめて、猫風邪と呼びます!
猫同士は移る病気となる為、多頭で猫を飼っているご家庭は注意が必要です。
しかし、人や犬には基本移らない病気で、逆に飼い主様の風邪も猫や犬には基本うつらないので全く別の物と考えてください!
また、犬の風邪、猫の風邪もお互いには移らないので覚えておいてくださいね!
人と犬と猫の風邪のウイルス自体が違う種類の為、風邪と言われる症状は移りませんが、中には人獣共通感染症と言って犬猫や人に移ってしまう病気もあります。
これは風邪とは違うウイルスや菌が原因のことが多いです。
念のためですが、猫の唾液や鼻水などを触った後は必ず手を洗い清潔に保ちましょう✩
どんな症状?
症状は人の風邪と似ているかと思います(´・ω・`)
発熱、くしゃみ、鼻水、目ヤニ、目や口の中の炎症などの症状が出ます。
口や鼻の症状が多く見られます!
飛沫感染でうつることが多いですが、もちろん風邪を引いた子の目ヤニを触ってそのまま健康な子の目などを触ることでもうつってしまいます。
飛沫感染とは、くしゃみの時などにウイルスが空気を飛び、他の猫の口や鼻からウイルスが入り込み、移ることを言います。
その為、風邪を引いた子と健康な子が同じお部屋にいるとうつる可能性が高くなりますので、できれば違うお部屋に移動した方がいいです。
どうやって予防するの?
猫風邪は、完治させることは出来ないと言われています(´;ω;`)
ウイルスはなくならないので、ずっと保持していることになりますが、常に症状が発症するのではなく、免疫が落ちた時に症状が出てきます。
しかし、混合ワクチンを打つことで症状が重症化せずに軽症で抑えることができます!
ですので室内にいる子でもワクチンの接種が推奨されています!
先ほども書きましたが、症状が出ていない時はウイルスだけを保持しているので、見た目では分からないことも多いです。
なので元々野良猫さんの場合、お家に来た時には健康でもウイルスは持っている可能性が高いので風邪のような症状が出た時は様子をしっかりと見てあげてください!
室内で飼っている子は混合ワクチンを打っていないことも多いですが、近くに野良猫さんがいたりしませんか?
夏に窓を開けた時に挨拶をしていて、その時にうつる可能性があります!
もちろん、飼い主様が野良猫を触った手で帰ってきてからお家の子をなでなで触ってしまうと感染してしまう可能性もありますのできちんと手を洗いましょう。
<猫の混合ワクチン>
猫のワクチンには種類がいくつかあります。
動物病院によって違いますが3種や5種が多いです!
3000円~6000円程で打つことができ、1年に1回が推奨されています!
死に至るほどの重症になるウイルスにかかった場合も打っておくことで予防できますので、事前に打って予防することで猫さんを守ってあげましょう( ^ω^ )
ケアペッツ湘南 柳田