シニア犬、シニア猫~その2~
みなさん、こんにちは♪
シッターの佐藤です!
高齢犬、高齢猫の介護についてお話したいと思います。
実際に介護とはどのようなことをするのか、老犬、老猫を飼った経験がない方はわからない方も多いかと思います。
私も動物病院に勤務し、様々な子に出会うことで色々な介護の方法を見てきました!
患者様とお話していると、お家の子が年齢を重ねて、困ってから相談するといった方が多くいらっしゃる印象です。
まだ介護が必要な年齢ではないけれど知っておくことで飼い主様の不安も少なくなるかと思います。
介護ってどんなことをするの?
「ペットの介護」と聞いてみなさんはどのような事を思い浮かべるでしょうか?
介護といっても、本当に様々なものがあります。
もちろん年齢や犬種などにより症状は1頭1頭それぞれ違ってきます。
ごはんの補助が必要だったり、トイレの補助や支えが必要、歩けない子は歩くときに補助してあげる、日常ケアも目ヤニなど症状に合わせて若い時とは異なる処置が必要になってきます。
その子に合った方法を探しながら試してみたり、お家によって本当に色々な方法があるかと思います。
様々な方法を知っておくことで、色々と試してみたり、日によって方法を変えて様子を見ることが出来るかと思います。
どんな症状が出てくるの?
具体的な方法やどのような症状が出てくるのかお話いたします。
〈ごはん〉
初期にはごはんを食べづらそうにする様子が見られるかと思います。
休憩しながら食べたり、途中で食べなくなってしまったり、食べていて足が震えるなど最近いつもと違うなぁと違和感がある方が多いようです。
原因の1つにごはん皿の位置が低いことが考えられます。
首を下げるのが辛く飲み込むのが大変だったり、首を下げて食べることで足にも負担がかかり支えるのが辛かったりします。
これはごはん、お水を台に乗せることで緩和されます。
台の高さやごはん皿の深さなども、食べやすそうな位置を見て変えてあげましょう。
ごはん皿そのものも斜めになっているものもあり、お皿の奥を食べづらそうにしている子は検討してみてください(‘ω‘)
どんどん年齢を重ねると飲み込む力が弱くなってきます。
カリカリが食べづらそうな子は、お水をかけてみたり、お湯でふやかしてあげて下さい。
ふやかす時間も最初の頃は芯が残るくらいで、徐々に柔らかくしていくと良いと思います☆
カリカリが好きな子は、全部柔らかいと食べない子もいますので、好みによっても変えてみてあげて下さい♪
ウェットタイプの缶詰やパウチタイプのものを使用したり、混ぜたりするのも良いかもしれません。
ただし、ドライフードは「総合栄養食」として栄養のバランスが取られているものが多く、また噛む力が付いたり、歯石が付きにくいというメリットもありますので、若いときからドライフードを食べている子は食べられるうちは継続してあげるといいかと思います!(^^)
次回も介護の方法や症状についてお話したいと思います!
ケアペッツ 佐藤